FIDO2は、パスワードを利用することなく、PCやスマートフォン等に搭載された認証手段を用いる事により、セキュリティ性の高い安全な認証を実現するサービスです。
W3CのWeb認証仕様(WebAuthn)に対応したwebブラウザ、プラットフォームを利用するため、FIDO導入へのハードルが一段と低くなっています。
FIDO®とは、技術仕様の標準化を目的に標準規格団体である「FIDO Alliance」による策定・普及が進められている認証技術です。セキュリティ性が高く、且つパスワードが不要なことから、近年導入をするオンラインサービス事業者が増えてきています。
FIDO2はそのFIDO認証技術の規格の1つです。
FIDO®:FIDO Allianceの商標または登録商標です。
現在、国内で導入されているFIDO認証の多くはFIDO1という規格で、ブラウザからFIDO認証を行う場合、ブラウザとFIDOクライアント間のインターフェイスをFIDOクライアントベンダーが実装する必要がありました (*)。
FIDO2は別途クライアントのインターフェイスを実装することなく、Javascript によりFIDO2に対応した認証装置でFIDO認証を行うことができます。
(*) saat FIDO認証ではUAF規格(FIDO1の規格の1つ)に準じたクライアント用のSDKを提供しています。
macOS Big Sur/iOS 14/iPadOS 14以降のMacbook、iPhone、iPadなどに搭載されたTouch ID、Face ID
Windows 10 Version 1903以降のWindows Hello(生体認証、PIN認証)
Android 7.0以降のAndroid端末に搭載された生体認証機能
(ただし、顔認証機能を搭載したAndroidデバイスのうち、FIDO2認証に利用可能なものは、現状Pixel端末のみ)
USBポート接続型、Bluetooth型、NFC型など
認証デバイスが搭載されていない端末でも、指紋やPINなどを利用したFIDO2パスワードレス認証が可能
saat FIDO2は、現在、リリースに向けて開発を進めております。サービスのご提供内容につきましては、後日あらためてご案内させていただきます。
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